園芸事業のスタッフブログ

Gardening Diary

201638

バラ管理 春に向けてやるべきことは? その2

前回はカイガラムシの駆除を行いました。
今回は、バラの芽だしの勢いを補助するべく、肥料をあげます。

事前にバラの土壌のpHと残留肥料成分を診断した結果
与える肥料はIB化成と硫安。そしてバーク堆肥(樹皮堆肥)。

バラにとって好適pH値は5、5~6.5.
このバラ園ではリン、カリ、マグネシウムが過剰気味でしたので
この結果を考慮して肥料設計を行いました。


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すべて、JAグリーンショップで売ってます。

投与前にしっかり秤で計測して適正分量に小分けします。

硫安はとても細かい粒なので慎重に量ります。
またアンモニア成分なので、手が荒れます。ご注意を。


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面倒な仕分けも終わり、いよいよ投与。
丁寧に気持ちを込めて、バラ目線で施肥をします。
腰が痛い気持ちが強まる前に終わらすべし。


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化成と硫安をまき終えたら、今度はバーク堆肥を上から敷き均します。
完熟堆肥で、塊りになっており、ほぐしながら敷いていきます。
見た目の仕上がりも気にしながら、施工します。
意外と大変です。
土壌改良の他に肥料、地温保持に乾燥防止に役立ちますので、バーク堆肥はお勧めです。


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次回のバラ園管理はまた薬剤散布を実施致します。
灰色かび病とテッポウムシ、コガネムシの予防です。
4月下旬以降の見事な開花のための正念場。
病害虫の徹底防除をします。

次回は薬剤散布をレポート致します。

このバラ園の管理方法の他に
化学肥料や農薬を使用としない有機無農薬栽培を一般の個人邸様に実施しておりますので
追々、こちらの情報もお届け致します。

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