200998
お墓の"カタチ" Vol.1 「どうして"墓石"?"墓木"じゃないの?」
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皆様こんにちは。
設計担当の齋藤です。
青森県の三内丸山遺跡や佐賀県の吉野ヶ里遺跡・・・前方後円墳・・・・
等々・・・ありますが、難しいことは私も分かりません。(笑)
ので、私の少ない知識や"日本人のお墓"というすばらしい書籍から抜粋
しながら、簡単に"お墓のカタチ"について連載していこうと思います。
期待せずにいて下さい。(笑)
記念すべき第一回目は
「どうして"墓石"?"墓木"じゃないの?」
これって、皆さん"はっ!"としませんか?
なぜ"墓石"? なぜ"石"???
"鉄"はないにしても、"木"は昔からありましたよね~。
"墓石"の原点は皆さんご存知の「イザナギ・イザナミ」が登場する日本神話
に書かれている「千引石」(チビキイワ)ではないかと言われています。
「千引石」とは亡くなったイザナミのいる「黄泉の国」とイザナギのいる「この国」
とを塞いだ石のことです。
つ・ま・り、「霊力を持った石で"あの世"と"この世"の境界を仕切った」ってことです。
昔から"石"には不思議な力があるといわれたり、現代でも「パワーストーン」って
ちょっとしたブームですよね。
"墓石"を通じて、"あの世"のご先祖様と向かい合える・・・・
♪そこに~私はいません~。眠ってなんかいません~。♪
そう、確かに"そこ"にはいらっしゃらなくて、その向うにいらしゃるのです。
お盆にお墓参りで、「いらっしゃいますか~」って声をかけたら
「只今、留守にしております・・・ご用件のある方は・・・」なんて・・・・(笑)
そ~いえば、神社の鳥居も"あちら"と"こちら"の「境界」ですよね。
それでは、今回はこの辺で・・・・・。
参考文献: 「日本人のお墓」 日本石材産業協会 発行