2010518
お墓の"カタチ" Vol.19 「古き良きディテール」③
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大家 好 !!(皆様こんにちは)
設計担当の齋藤です。
先日、中国出張から戻りまして・・・
戸田と共に"若干中国人"での十九回目・・・。
今回もちょっとお付合い下さい。
さて・・・・・、
シリーズ3回目は、和型墓石の棹石・上台の次にくる中台に主に
加工する"水垂れ"についてです。
台 上部周囲の「ちり」の部分を斜めに加工する方法です。
前回の"須弥壇亀腹"同様、高級和型墓石の加工の一つです。
"水垂れ"とは、字のごとく 「水が垂れる」
つ・ま・り・・
そーなんです、高級感を出すだけではなく、墓石の台石に雨水
が溜まらない様にする実用的な意味合いもあるんです。
単なる斜めの加工と侮るなかれ、意外にこの斜めのバランスが
難しいんです。 弊社の規格図でも、墓石の大きさによって若
干勾配寸法が違います。
なので、フルオーダーメイドの時は、この"水垂れ"のバランスに
悩むことが多いんです。
五月雨・・・さみだれの「みだれ」とは「水垂れ」で、雨を意味す
るのだそうです。
沖縄地方に入梅宣言が出ましたし、弊社中国事務所のある厦
門も雨期に入ったと言ってました。
雨の日のお墓参り・・・先人たちの知恵と美的感覚に思いを馳せ
てみては如何でしょうか。
先日の、出張時に起こった
「ククク・・・」や
「プププ・・・」や
「ワハハ・・・」な出来事・・・
"中国日記番外編"をお送りする予定で~す(笑)
この横顔、もしや・・・・・。